有機性ヨードはヨウ素剤とは違うの?
ヨードという言葉が、近年、日本で飛び交ったことがありました。
それは東日本大震災による原発事故で、放射能漏れが危惧された時のことです。
内部被ばくを抑えるために安定ヨウ素剤を飲むといいと言われ、中にはヨードの入ったウガイ薬を飲めばいいのだという間違った噂まで流布されました。
そのため、ヨードを含む海藻など、食事から摂取する必要がある栄養素であり、必須ミネラルと呼ばれています。
必須ミネラルとしてヨードの存在が重要視されるようになったのは、薬学の大家である牧野民蔵先生と千代蔵先生が大正7~8年頃、研究を始めたのがキッカケと言われています。
この点、被ばくした際に摂取する安定ヨウ素剤は、無機性ヨードと呼ばれるものです。
無機性ヨードは本来副作用が強く、人体にとっては有害で、放射能物質の低減のみにしか用いることができません。
この無機性ヨードを有機性ヨードに変えるのがとても難しいのですが、お二人の先生が見事、変換に成功されました。
さらにお二人の意志を引き継いだ飯島先生が、誰もが安心して飲める健康食品として開発されることになります。